番外編「岸辺露伴は動かない エピソード7 月曜日-天気雨」 の巻

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あの岸辺露伴ジャンプSQ創刊2号目の「六壁坂」以来、久しぶりに帰ってきました!!
2012年・13年にはジャンプにて2度掲載、14年にはジャンプ+にてシリーズが発表されてきました。
最早毎年恒例となりつつありますね。
来年はウルジャン掲載で四部アニメ終了頃に「ジョジョリオン」と「岸部露伴は動かない」の同時掲載とかもあったら嬉しいなぁ。

さて、今回の「岸辺露伴は動かない エピソード7 月曜日-天気雨」。
奇妙な出来事に露伴が巻き込まれるのか?それとも露伴から首を突っ込むのか?
いかが相成りますでしょうか。

皿に置かれたチキンを調べている露伴
スタンド能力を使いチキンから消費期限を読み取りましたが、こういう使い方は今まで無く今後のEPでも使われるのかもしれません。
しかし消費期限って数字で確実に表せるとは言いがたいですが、能力で測定されてる時間を越えちゃったらお腹壊したりするんでしょうか?
そうすると「あと17分は食べて安全」って殆どギリギリのチキン?
冷蔵庫に忘れられてたの?


打ち合わせの為、電車でS市に移動する露伴
駅でいきなり子供にぶつかってしまう。
はじめは偶然と思われたが次々と携帯を持った人間が次々とぶつかって来た!?
周りを見渡すと携帯ばかり見てまともに前を見ていない者ばかりだった。
携帯に夢中で前を見てない人はかなり多いですが、さすがにこれは異変を感じざるを得ない。
そしてこれだけでは、奇妙な場所へ入り込んだのか、敵に狙われているのかも判別が付きません。

頭にきた露伴は、まさに今ぶつかって来る一人の男に質問する。
しかし、そこにベビーカーを押した女性が現れ、ホームから突き落とされてしまった!?
ここまででこれは「敵」の「攻撃」と認識した露伴ですが、本当に「敵」がいるのだとしたら恐ろしく偶然を装い、且つ巧妙な「敵」ですね。

露伴を助けようとした「ぶつかってきた男」
彼を本にして情報を読み取った事で、普通の会社員で何も「攻撃」の意思が無い事を理解した露伴
それでも「何かの力」が働いてホームに戻れない様にしているのだと言う。
そんな中、彼も昼過ぎからずっと携帯を持っている人がどんどんぶつかって来るのだと語る。
ここに来て同類と出会った露伴ですが、考える間も無く電車がやってきて絶体絶命に!!

助けようとする駅員を能力で調べ、安全を確認した上で男を押し上げる露伴
しかし、駅員も周囲の乗客達も次々突き落とされ、あっと言う間に全員が下に落ちてしまった!!
反対側ホームからも人が降り始め、人数が多すぎて批難スペースに退避する事すら出来ない露伴達。
まさに絶体絶命のピンチでしたが、我等が露伴先生は冷静に全てを解決する手を打っていた!!??。

駅員の手を取った際、トラックで踏み切りに突っ込む命令を書き込んでいた露伴
露伴の分析によると、問題はぶつかって来た男にあった模様。
皆が携帯を持ち集まったのは彼に向かって行ったのであり、自分も彼に向かっていたらしい。

人々の携帯から奇妙な虫が出てくるのを確認した露伴
最近東アジアの都市部に出現した新種の昆虫で、名前をロレンチーニャと言う。
電子機器の集積回路の中に住み、卵もそこで産むというロレンチーニャ
エサは電磁波で一匹や二匹なら問題は無いのですが、それぞれが体内に電磁波を帯びており、大量に集まると時に外部生物へ攻撃をくり出すらしい。

特に心臓が弱っている生物を探知して集まるロレンチーニャ。
脳も心臓も筋肉も電気信号だから携帯を操作している人々も無意識に影響を受けるのだという。
そしてロレンチーニャが彼を狙ったのは彼に心臓の持病があったからで、線路上で本にした時に気付いたのだがすでにかなり悪い状態だったらしい。
結局彼は亡くなってしまい、最初に手を伸ばしてくれた時に躊躇した事を後悔した露伴
この事故で打ち合わせには行けず、しんみりとした気持ちの露伴
しかしロレンチーニャはまた新たな電磁波を食べ始める・・

なんともモヤモヤした感じが残る幕切れでしたが、今回も圧倒的に面白かったですね。
些細な事柄から大きな事件へと発展していくのもサスペンス映画の様で、大変楽しめました。
惜しむらくはこのシリーズが年一ということですが、年一だからこれだけのスケールになるとも考えられるか?

さて、今回も50ページと大ボリュームでしたし、このまま順調に行けばもうちょっとで2巻目が出せるのでは無いでしょうか?
それでは来年?か近いうちに発表されるであろう残りのエピソードに期待して、今回はこの辺で・・。

岸辺露伴は動かない (ジャンプコミックス)

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岸辺露伴 ルーヴルへ行く (愛蔵版コミックス)

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