石原さとみを見るだけの映画 の巻


実写版「進撃の巨人」前編をレンタルしました。
劇場公開時からダメな空気は感じていたので、火事場に灯油もってうろつくマネはしなかったのですが、レンタルで安いから問題ないよね、と軽い気持ちで心に麻酔をかけつつ見ることにしましたよ。
実写化にあたり原作者の諌山先生も大分柔軟に協力してくれたらしいのですが、明らかに日本人なのにエレンとかジャンとかアルミンとか呼ばれてるのに違和感しかなかった。
変に原作キャラを演じるよりも、原作のキャラっぽいオリジナルにした方が良かったんじゃないかなー?
キャラの立場は同じで、ああこの子はアルミン的立ち位置、この子はミカサ立ち位置ねって感じで。
開始早々に巨人が街に入り込んでから、住民が逃げ惑うのに初めから両親のいないエレンは何で家の心配をして逆送を始めるのでしょうか?大事なエロDVDでもあったのかな?
巨人は一部メイクで人が演じてるけど、微妙にアンガールズの田中に似た人とかいて、離れてると怖く見えたりもするけど、顔がはっきりわかるとtギャグに感じて仕方なかった。
で、唐突に訓練もなく調査兵団に入ってて壁の修理に行くのだけれど、散々静かにって言われてるのにでっかい装甲車でキュラキュラ騒音立てて行くのは破滅願望でもあるのかと疑いたくなった。
で案の定巨人に襲われてほぼ壊滅状態になるのですが、リヴァイ的ポジションのシキシマとミカサに助けられる。
一安心したのも束の間「静かに」が常識の筈なのに、崩壊した建物の中でなぜかあるピアノを弾くミカサ。
あえて巨人を呼び寄せる裏切り者設定にでも改変したのかと思いました、更に鳥も居ないのに何故かジョン・ウー監督の演出バリに舞い降りる羽。
こういう画を撮りたいのでしょうが、鳥も居ないので只の変なシーンにしか見えませんでした。
そしてシキシマとミカサの仲に嫉妬して広場で大声で絶叫するエレン。
いやだから「静か」しないと巨人来ちゃうんですよね?バカなの?
何故か都合よく巨人は来なかったので安心ですが、発情した夫婦がイチャイチャ始めたらホラーのお約束を待ってたかの様に巨人襲来。
次々と折角作ったオリジナルキャラが巨人の餌食と使い捨てされていきます。
そしてエレンを只見下ろすだけのシキシマ、少しは戦ってください。
殆ど終盤に差し掛かってからエレンの巨人化!!
この辺からの巨人バトルは確かに「サンダ対ガイラ」と言われたように、その通りだと感じました。
でもってエレンを巨人の体から引きずり出して前編終了、撮り合えず巨人バトルと終始テンションの高い石原さとみが良かった。
スタッフロールで色んな人が出演してたんだなーと思う、ああやっぱり壁破壊後に死んでく兵団役ね、納得。
そしてED後でよかったと思うけど、後編の予告をを挟むのは余韻を壊すと思いました。
まあ恐らくはこれを劇場で見る層は、スタッフロールで帰るだろうからここに入れとけって考えだったんでしょうねぇ・・・。