★1995年から97年はいわゆるジャンプ暗黒期と呼ばれ、「ドラゴンボール」や「スラムダンク」が連載終了しマガジンに部数が抜かれたジャンプにやや陰りが見えた頃、責任を取る形で当時編集長の堀江さんが更迭され後任にマシリトでお馴染み鳥嶋さんが編集長に。
当時弱体化したジャンプを復活させるため、描くつもりの無かった鳥山先生に無理を承知で鳥嶋さんは作品を依頼しました。
過去の作品でさんざんネタにして茶化してはいたものの、大恩ある鳥嶋さんの為ベジータ襲来の様にピンチを迎えたジャンプに、悟空よろしく鳥山先生がジャンプに短期とはいえ連載で帰って来たのでした。
この頃に鳥山先生はデジタルを導入していて、前作の「ドラゴンボール」では少なかったトーンが多様されてるんですよね。
どちらかと言えば「ドラゴンボール」よりも「Drスランプ」に近い印象を受ける「COWA!」、後年の2014年に重版された際にも鳥山先生は帯に「すべての作品で一番大好きなマンガであります!」とコメントされています。
でもどちらかと言えば私は2000年にジャンプで短期連載された「SAND LAND」の方が好きだったりしますがね(鳥山先生はこちらも「COWA!」と並んでお気に入りとコメントされています)
上記リンクのコラムでムーディさんも、「鬼滅の刃」が終わったけどジャンプは大丈夫とコメントされています。
確かに「ワンピース」「僕のヒーローアカデミア」は現在の看板ですが、「呪術廻戦」「チェンソーマン」が徐々に看板になる力をつけていますし、次世代で「マッシュル」や「アンデッド・アンラック」も人気が出てきていますのでジャンプはまだまだ大丈夫なのではないでしょうか?
まぁ年長のジャンプファンからしたら、ジャンプがピンチでも往年の看板作家が短期とはいえ連載してくれるのは嬉しいのですが、やっぱりそういう事が無い様にマンガ家と編集が信頼関係を築き、ジャンプを盛り上げて行く事が一番なんじゃないかな?
だからですね、そろそろ帰ってくる気配の無い作家さんは、連載再開してジャンプ人気が上がるとしてもそれは長期的な事じゃないですし、切るかもしくは季刊誌やWEBに移籍させるのが編集としてのやり方なんじゃないかなぁ・・・それとも切ったり移籍させられないのって何か負い目かヤバイ秘密でも握られてるのかな?