★「進撃の巨人」が最初はジャンプに持ち込まれたものの、受け付けた編集者は撮り逃してしまいマガジンで連載が始まり大ヒットで、当時の担当したジャンプの編集は未だに肩身が狭いという話を伺いましたが、ジャンプ版「進撃の巨人」とも思える「怪獣8号」は新たな地平を切り開くか!?
あらすじ
災害を怪獣に置き換え、人々の生活を脅かす世界での怪獣大国で、主人公・日々野カフカは幼馴染の亜白ミナと幼い頃に「怪獣を絶滅させよう」と誓い合った。
時はたちミナは日本防衛隊のエースとして活躍するも、カフカは夢破れ防衛隊に倒された怪獣の死体清掃員に就職し鬱屈とした日々を送っていた。
ある日新人アルバイトとして入った市川レノから、防衛隊員への入隊の年齢制限が引き下げられた事を教えられる。
ラストチャンスと希望に燃えたカフカは、再び防衛隊を目指すのだがある怪獣清掃の仕事を終えた日、謎の生物が体内に入り込み・・
気が付けば姿が人型サイズの怪獣へと変貌し、防衛隊から「怪獣8号」と呼称され逃亡するのだった。
これ以前に完全に怪獣に変身する「ZIGA-ジガ-」がジャンプ本誌でありましたが、あっちはあっけなく打ち切りの憂き目にあってしまいましたが、こちらの「怪獣8号」は連載開始から好評で、都市部の書店では鬼滅の最終巻と発売日が重なってはいたものの、売り切れた店舗もあった様で滑り出しは好調なようです。
私も鬼滅の発売日に一緒に買おうと思ったのですが、書店が鬼滅に手を取られていた為か、開店当初のジャンプ新刊では並んでいなかったので後で買おうとして買い逃していましたが、地元では平積みで大量に置かれていたので問題なく購入できました。
1・2話目はワクワクさせられたのですが、変身して逃亡する際のカフカとレノのやり取りからのギャグ描写が、かなりスベっている気がしてどうなのか?
人間同士の掛け合いの時はまだギャグが入ってても良いのですが、変身してのギャグ描写はハードでシリアスな世界観を壊してしまい、興冷めしてしまうのは否めません。
作者の松本先生がジャンプで二度の打ち切りを得てからのヒットなので、スマッシュ以上のヒットになって欲しいですが 果たして・・?
そういえば元ネタと言うべきか、ドイツの作家フランツ・カフカの「変身」がベースにある作品だとは思うのですが、昔読んだけど主人公がある日突然毒虫に変身し、なぜそうなったのかが明かされないまま鬱々としたまま終わった作品でしたけど、主人公が
作家と同じ名前で怪獣に突然変身させられたけど、流石に救われないまま駆除されて終わるラストは無いですよねぇ・・