ジャンプ+ネーム原作マンガ大賞受賞作品「勇者ミーリは58歳」は、至って普通に感じてしまった の巻

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ジャンプ+のネーム原作マンガ賞で大賞を受賞した作:寺屋キハチ 画:くろむら基人量先生による「勇者ミーリは58歳」が公開されましたけど・・

natalie.mu

shonenjumpplus.com

 今風のファンタジーなろう系の絵柄にですが、作中ではババアと呼ばれる主人公なのでもう少し老婆風にしたほうが良かったんじゃないかと思いました。

 こういった系統の作品で定番ですが、折角年老いている事が主人公として読者の目をひきつけるメインとなっていると思うので、変に綺麗に描くよりも、もう少し年老いてきた弊害部分もキチンと描写してほしかったなぁ。

 その為か、ものすごく普通のありふれたファンタジー作品に見えてしまうんですよね。

主人公である勇者が、実は魔王に恋して魔王を救う為に努力しているのは面白いですが、40年以上も片思いのような状態でも、何故そんなに続けられるのかのモチベーション描写が薄いので盛り上がりにかける気がしてしまうんですね。

 絵自体は上手だと思うし原作も悪く無いと思いますが、普通の材料で無難な普通の料理を出されたように感じました。

 今後の動向に注目はしていきたいと思いますが、どうなんだろうなぁ。