番外編「岸辺露伴は動かない エピソード5 富豪村」 の巻


ジョジョイヤーという事で、記念読切という事か荒木先生が、デビューの原点である週間少年ジャンプに帰って来た!!
今回は岸辺露伴を主人公とした「ジョジョ」スピンオフ作品としても有名な、「岸辺露伴は動かない」シリーズのエピソード5。
これまで岸辺露伴を主人公とした作品は今回を含め5つになります。
週間で掲載されたのが今回の「エピソード5 富豪村」と、過去にリーダーズフェスタでの「エピソード16 懺悔室」。
SQ創刊2号目で掲載された「六壁坂」、ルーヴル美術館から依頼のあった「ルーヴルへ行く」。
それと女性誌SPURでの付録として「グッチへ行く」。
最近はテレビでも荒木先生が紹介されて、一般にも少しですが知られるようになって来ています。
この調子で行けば「岸辺露伴は動かない」の単行本化も近いかもしれませんね。

さて今回は買った人物が次々と成功を収める謎の村を、
露伴担当の編集者が買うのをマンガのネタとして取材する流れなのですが・・。
ここで気付いたのですが、エピソード5なのに、岸辺露伴27歳。
初めての作品「エピソード16 懺悔室」では年齢等は好評されませんでしたが4部終了頃の露伴と思われます。
岸辺露伴は動かない」シリーズは、ナンバリングと時系列は関係無く纏められるみたいですね。

女性編集者京香さんは富豪村の歴史を調べて土地を買う気マンマンなんですが、
そもそも売りに出されてる情報は何処で知ったのでしょうか?

村に着いた二人を迎えたのは、一究と呼ばれる小柄な執事。
何となく宇宙人ッポイ雰囲気をした人物ですが、彼も何かしら奇妙な能力を持った人物なのか?!

土地を売る為の面接は既に始まっており、招かれた二人はマナー違反をした為、土地を買う事が出来なくなってしまった。
京香が犯したマナー違反は以下
①:主人が来るまで客人は上座に座らない
②:畳の縁を踏んではならない
③:テーカップの取っ手に指を入れて持ってはならない。
き・厳しすぎる・・でも所謂江戸時代やらの昔の日本では、割と当たり前の行為だったんだろうなぁ。

再トライを申し出た京香。
しかし突然母と婚約者が死亡!!屋敷に入る前拾った小鳥も突然虫が湧き出て腐敗して行く・・?!
これは「等価交換」なのか!!

露伴のスタンド「ヘブンズドアー」で一究を本にして彼を読み解く。
しかし、彼自身は只の人間でしかも子供でした。
そして土地の売主は「山の神々」。
神様が相手では流石の露伴も負けを認めるしかないのか?!

スタンド攻撃がマナー違反と見做された為、京香が瀕死の状態に。
已む無く露伴は再トライを願い出るのだが、出された課題は「トウモロコシの正しい食べ方」
道具はあからさまで、引っ掛け臭がプンプンですね。

正しい食べ方は「手づかみ」でした。
そして一究は、ヘブンズドアーで畳の縁が見えない状態にされていた!
露伴の指摘で足に縁の感触を感じる物の、見えないのでパニックに。

何とか課題はクリアした物の、購入は諦め「だが断る」に継ぐ名言「だが帰る」のセリフを残して屋敷を後にする露伴達。
失った物は無事帰ってきましたが、山の神々はこんな事をしているのかが気になりましたね。
そして、初めてリーダーズフェスタで掲載された時、荒木先生は「岸辺露伴は厭くまでも動かずストーリーを体験している」様な事を仰ってましたが、今回の話では思いっきり動いてる気がするんですがね?
まあ久しぶりに週間の方で荒木先生の作品が読めたということで、ヤボは言いっこ無しにしときましょう。
それでは今回はこの辺で、早く「岸辺露伴は動かない」が単行本化される事を願って・・・。

初登場「エピソード16 懺悔室」はコチラの文庫で現在読むことが出来ます。
岸辺露伴 ルーヴルへ行く (愛蔵版コミックス)

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ルーヴルから以来のBDは単独で単行本化されています。
全編カラーで独特の荒木ワールドが楽しめる一品。
JOJOmenon (集英社ムック)

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女性誌SPURでの付録はコチラで読むことが出来ます。
現在絶賛発売中ですので、気になる方は是非。