ジャンプNEXT2012年夏号「ぬらりひょんの孫」感想 の巻


今回の夏号から3回にわたって「ぬらりひょんの孫 最終決戦編」が掲載されておりますので、週刊から引き続き感想を上げたいと思います。
まあ購入から大分日数は起ってしまいましたが・・・。

残念ながら、週刊掲載時では描ききれなかった、晴明との最終決戦が今号と10・12月発売のNEXTに掲載されますよ。
しかしながら、重大プロジェクトって24巻へのOVA同梱の事だったみたいですね。
映画とか期待しちゃってバカみたいだ・・・。
重大プロジェクトとか煽ったから、過剰に期待しちゃったじゃないですか!

「天文操作」で星の動きを変えた晴明。
特にどういった効果が現れるかの説明が無いんですが、竜二の「体が重い」のセリフや、
清明の人類が滅びる発言から、重力バランスや自転の操作で良いんでしょうかね?
所謂「ジョジョ」6部で、プッチ神父が自転早めたのと同じですね。

まず最初に立ちはだかるは、ゴスロリ陰陽師こと心結心結です。
漸く明かされるその能力はやはり・・・

常に傍らに抱いていたぬいぐるみを形代にした、
人物操作能力でした。
その為、黒田坊と青田坊は同士討ちに。

週刊で、アンケが取れてる時だったらこの戦いにも時間は避けたのでしょうが、
ページ数は多くとも、3号という縛りがあるので、青・黒コンビはリクオを先に進むように進言します。
週刊の時もそうでしたが、やっぱりこのバトルも殆ど描かれないのでしょうね。
せめて少しだけでも単行本で加筆していただきたい物ですが。

続いて立ちはだかったのは安倍有行。
彼も強敵になるフラグはあったのに、アンケが取れなかったばっかりに・・・

有行は玉章が引き受ける運びとなったのですが、
その前にさらに元部下である夜雀が現れる!
ああ、コイツも真意ははっきりさせず仕舞でしたかね?
残り2号でハッキリすると良いのですが。

いよいよ清明となるリクオのその前に、立ちはだかったは、安倍吉平。
清明の実子となる吉平は、流石に一筋縄では行かない様で、
天候をコントロールしてリクオ達を阻むのでした。
それにしても弛まぬ努力をして雷を操っている吉平は、「ブリーチ」の雀部副隊長となんだか被りますね。

只々父清明の遺言を護ろうとした吉平。
それは最早、執念より怨念に近い。

清明の息子と言う事で、リクオと同じく4分の1妖怪の血を引いていた吉平。
変身した姿はやはり狐を思わせる尾が4本。

一方初代は、大蛇を片付けリクオをサポートに向うには、最終手段として取っていた若返りで
文字通り命を賭ける!?

血に負け、清明の言葉を護る事で己を保ってきた吉平は、
血を受け入れ、新たな境地を開こうとするリクオの前に敗北を認めたのでした。
リクオと同じ様な境遇だった吉平だけに、ページを取って欲しかったですが、
一応の纏まりは見せたので吉平戦はとりあえずOKですかね。

ココまで来て、リクオよりも先に清明の前に姿を現した羽衣狐。
清明の母として、またリクオの姉として、羽衣狐はどう動くのでしょうか?!