天使版「デスノート」?大場×小畑コンビで「プラチナエンド」ジャンプSQで連載開始 の巻


デスノート」のコンビがジャンプSQで新連載と言う事で、初回の感想をしようとしてたのですが「岸辺露伴は動かない」の予告にばかり気を取られてすっかり遅くなりました。
「学糾法廷」の残念な結果から舞台を月刊に移し、「デスノート」「バクマン。」の大場先生と再びタッグを組んだ小畑先生。
月刊に移った事で時間とページが使えるようになった訳ですが、もう週刊に戻ってくる事は無いのですかね?

連載開始前にジャンプ本誌で冒頭が紹介さ、期待の大きさが伺えた「プラチナエンド
連載開始を記念して3号連続で応募者全員サービスを行うそうです。
負担金千円で「デスノート」「バクマン」「プラチナエンド」のA4版カラー複製原稿セットが頂けるそうで。
更に3号すべての応募者に特典として特製ポストカード(3枚組)がプレゼントされるそうです。
全部応募して3千円か・・高いと見るか安いと見るか。

中学校を卒業した主人公の少年・架橋明日(ミライ)。
少年に希望は無く、卒業したその日に飛び降り自殺を決行したのだが・・
気が付くと天使に抱きかかえられていた!?
実は明日は、七歳の時に家族が全て他界しており、叔母に引き取られたのだという。
しかし、そこで待っていたのは奴隷以下の生活。
食事は給食のみで、家事雑用でこき使われ、卒業後は働いて金を入れるよう指示されていた。
確かにこんな生活では生きる希望も無くなり、死ぬ選択を選んでしまっても仕方が無いのかもしれません。

そんな明日に「生きる希望」を与えると言う天使。
「自由」か「愛」、どちらかをくれると言うのですが。
「自由」は何処へでも行ける「天使の翼」
「愛」は誰もが自身を好きになってくれる「天使の矢」
既にどうでも良かった明日は「両方くれよ」と答えた。
おとぎ話なら両方とももらえない流れなのですが、なんと慣わしだから聞いたのであり、天使は最初から全部あげるつもりだったらしい。
ここら辺は「デスノート」と比べたらまったく逆の展開ですね。

天使の輪を首輪と腕輪にして明日に与えた天使。
二度と外れ無いと言う天使の輪。
首輪から「翼」、腕輪から「矢」が出るそうです。
デスノート」作中で月が「翼だったら契約したかも」と言っていたのを思い出します。
少し「デスノート」へのオマージュが見え隠れするのも面白いですね。

叔父と叔母が欲望を満たす為に、明日の家族を事故に見せかけ殺したと言う驚愕の真相を天使から聞かされた明日。
矢を使い叔母を自らの虜にし、何でも言う事を聞くという天使に言われるまま事故について尋ねる。
恐ろしいのは人間か?矢の能力か?叔母はアッサリと犯行を自供し始める。

死んだほうが良いのは叔母さん達の方だと泣き崩れる明日。
次の瞬間、叔母が包丁で首を刺して自殺してしまった!?
恐るべき矢の能力、明日の事を好きになった叔母は、明日が願えば迷わず自殺した。
叔母の死を目にしてから「家族の為にも幸せにならなきゃ」と漸く前を向いた明日ですが、犯罪者とはいえ殺人を犯してしまったのですから、最後はハッピーエンドになるとは考えにくいですね。

さて、特級天使が明日のところに来たのには理由があり、長期的に人間界に尽くしてきた神が次の若い人間に託すにあたり、慣わしに従い13羽の天使が選んだ13人で決めるのだというのです。
選んだ人間が神になった暁には天使の業を終え、その神の傍で穏やかに生きる事が許されるらしい。
そんな神の説明にやる気が出ない者がいる一方で、明日を幸せにしたいと最初から決めていた天使ナッセ。
期限は999日との事ですけど、これは天使憑きの人間同士で争う事になったりしそうですね。
13人の天使の中には不穏な者もいる様ですし、欲望のままに走る者もいてもおかしくありませんね。