ジョジョリオン感想＃０４９「二年前洋上にて。」　の巻

★ジャンプSQでの「岸辺露伴」シリーズの読切を挟んで、一月ぶりの「ジョジョリオン」。

今月は表紙とCカラーで登場しましたが、最新単行本・「岸辺露伴　月曜日-天気雨」・ウルトラジャンプ表紙・Cカラー表紙と同じ構図で微妙に違った画が描かれています。
コピーで済みそうなのに、わざわざ四つも描かれるのは趣がありますね。
さて久しぶりの本編はと言いますと、長女の鳩が連れてきた彼氏・田最環の襲撃を受ける東方家。
じわじわとにじり寄る凶悪な刺客！！
果たして彼を討つのは彼女である鳩なのか・・？
彼氏が家族を襲うことに鳩は絶望するっ！！覚悟を決める49話感想になります。

憲助の横に座って話し始める田最環、隠していた正体を現し雰囲気が一変する。
今まで定助と対決し敗れた岩人間は全て環の知り合いで、彼はその行方を捜すため東方家に入り込んだのだと語る。
因みに彼のスタンドは「ビタミンＣ」といい、究極まで軟らかくする能力なんだとか。
五部でのスパイスガールやソフトマシーンを思わせる能力ですが、「軟らかい」というより「溶かす」様にも見えますね。

震災2年前の2009年、貨物船勤務医師の吉良吉影は船内で落下し、重傷を負った船員の治療を依頼される。
船員が落ちた為コンテナが崩れ、そこに血痕がある事からけが人がもう一人いると思ったのだが・・
コンテナの積荷は岩石であり、血はその岩石から出ている事に気がついた吉良。
それこそまさかの岩人間・大年寺山愛唱だった！？

港の倉庫をデジカメ片手に見張っていた吉良。
その時彼が目にしたのは女とラーメンを食べていた懐かしの笹目桜二郎だった！？
吉良にこれまでも散々な目に合わされているらしく、おびえまくる桜二郎。
過去に桜二郎から語られただけでしたが、このやり取りなんだか懐かしく見えてしまいます。

キラークィーンの能力で顔面を爆発させられそうになった桜二郎。
逃げ出す瞬間男性客にぶつかり、その男性はラーメンに胡椒を缶ごと入れてしまった。
だが男がラーメンに手をかざすと、手からは落としたはずの大量のコショウがテーブルに！？
ココで初めて仗世文と吉良の邂逅ですが、吉良の反応からまだ居合わせた男性客であり、カレラが見せた写真の様に親しい関係では無さそうです。
仗世文の能力もソフト＆ウェットそのものにも見えますが、今後どの様に2人が出会い、カレラも絡んでくるのでしょうか！？

鳩にその場から動くなと警告した定助。
扉に植木鉢をぶつけるも滑って跳ね返り、肩にダメージを負う定助。
とうとう無傷なのは環に従順な鳩一人になってしまいましたが、彼氏を取るか家族を取るかの選択を迫られる事になりそうです。
まだ能力を見せていない彼女ですが、五部でのトリッシュの様な大活躍を期待したい。
しかしそもそも彼女にスタンド能力があるのか？
常秀もカツアゲロードで発現しましたが、まだ能力が開花していない可能性も否定は出来ないですね。