★ジャンプ+で公開された幸橋明希先生の読切「スーサイドヒーロー」は、連載1話目と思える出来の良さでした。
怪虫と呼ばれる怪物が現れる世界で一人戦うヒーロー・カラスマル。
そんなヒーローの死にたくなる悩みと向き合った青年・飴屋の物語なのですが、カラスマルの正体が予想と違っていい意味で裏切られました。
カラスマルの悩みはヒーローとしては至極当然の悩みなのですが、変にギャグではなくシリアスなのは結構良かったと思います。
でももう少しカラスマルの方も序盤にスポット当てといて欲しかったなぁ。
最初読んだときは飴屋の友人がカラスマルで、それを引き継いだ人が戦ってるのを遠巻きに見てるのかとも思いましたが、敢えてミスリードさせるように演出してたのか、たまたまそうなったのかが分かり難い。
でも今後の物語の展開を期待させる出来でしたので、ぜひ連載で読みたいと思う次第です。