★ジャンプ+で公開されたナジ先生の読み切り「愛を食らわば皿まで」は異形の怪物系マンガと恋愛という「美女と野獣」形式なのに、怪物や人間の怖さがイマイチ足りなかった。
絵柄はホラーの雰囲気を引き立たせてる感じがしてよかったですが、「食人病」で人を食べてしまうシーンが割とアッサリ目で、いじめ描写も作者の配慮もあったのかもしれないですがセリフだけで描写されないのは読者がいじめる側へのヘイトが貯めにくく、告白シーンの盛り上がりに欠けましたね。
オチもベタに着地しましたが、設定がよかっただけに残念な気がしました。
作者的に読者にヘイトを貯めさせる描写は嫌だったのかもしれませんが、あえて描写し読者も「こいつは食べられても仕方ない奴」と思わせてからのスカしだった方が告白のシーンに盛り上がりがあったかもしれませんね、次回作に期待します。