★一応ジャンプ本誌はストックして仕舞ってあるものの、引っ張り出してきて読み返すのも面倒くさいので素直に1巻を購入してきました。
何かと話題の「サムライ8 八丸伝」を読まれてない方は、今月のジャンプコミックスを購入されているのであればリーフレットで冒頭の12ページまでは試し読みできるますのでご確認頂ければ幸いです。
1巻を読んでみて、やっぱり扉前から説明オンパレードはちょっとなぁ、と思いましたね。
そしてそこから侍同士の戦いになるのですが、戦闘形態に入る所を二人とも個別に見せる必要はなかったかなと思います。まったく同じようにキーホルダーを鎧として纏うのだから、交互に同じ状態を見せる必要はなかったかな?
でもってそのバトルが終わってやっと主人公の八丸が登場して今までのはゲーム画面だったんだと読者に理解させるのですが、ちょっと主人公の登場が遅いような気がしました。
手近にあったコミックス「火ノ丸相撲」「鬼滅の刃」「ハイキュー!!」「ブラッククローバー」をざっと見たのですが、どの作品も冒頭で説明があったら4ページ以内に主人公が登場してるんですよね。
私的に少年マンガって、魅力的な主人公が存在してそこから物語が・・という考え方なのでこれはなぁ・・と思ってしまいました。
物語がサスペンス的要素を含んでいるならば別ですが、王道少年マンガでは頂けないと思います。
否定的な考えが多いですが、個人的に良かったと思った所は。
同じ説明でも単純にだらだら羅列するより、説明と画で流れながらの説明は良かったと思います。
また必殺技を決めたカットも、流石に「NARUTO」のアシでならしただけあって格好良いと思いました。
冒頭でのバトルとリンクさせた展開ですが、ちょっと左腕の仕込み杖が分かりにくかったかも?
体が不自由で動けない&眼鏡キャラなのに主人公というのが良かったのに、いきなり1話目でその設定を捨ててしまうのはどうかと思いました。
個人的にはもっと手塚治虫先生の「どろろ」みたいに、少しづつ不自由が解消されていく展開が良かったかな、もしくは「ウルトラマン」みたいに一定時間は侍の姿で動けるけど時間を過ぎたらまた生命維持装置に繋がないといけない、みたいな。
さて取り合えず1巻を読み終えてみてですが、どうしてもジャンプ連載を数話でちゃんと読まなくなった事と、ネガティブ意見を多く読んだから先入観で悪いイメージを持っていましたが、滅茶苦茶悪いという程ではありませんでした。
只、岸本先生が原作という事でジャンプ編集部が新人に対してのハードルを最高レベルまで上げてしまった事で、読者が過度に期待してしまったこともあるのかと思いました。
2巻も買おうかとは思いますが、ジャンプ本誌の連載は崖っぷちが近そうですしここからどれだけ巻き返せるのか、はなはだ不安ではありますが折角単行本も購入しましたので、ジャンプでの連載を見守りたいと思います。
「サムライ8 八丸伝」の連載開始前の岸本先生へのインタビューマンガですが、風呂敷広げ過ぎなんじゃぁ・・?大久保先生が可哀そうだなぁ・・・
NARUTOの岸本先生新作サムライ8が正直面白くない2つの理由を解説!